ボツリヌス療法を分かりやすく解説。脳梗塞・脳卒中による麻痺、小児性麻痺等への効果・費用・書籍など掲載
ボツリヌス療法は、ボツリヌストキシンという薬剤を投与する治療法になります。
ボツリヌス菌とは食中毒をおこす菌で、ボツリヌストキシンとはこのボツリヌス菌毒素の製剤になります。
つまり、ボツリヌス療法はボツリヌス菌毒素の製剤を投与する治療法になります。
ボツリヌス療法というと、食中毒の原因になる菌の名前ということで不安を感じる方も
いらっしゃるかと思いますが、菌そのものを投与する訳ではありません。
ボツリヌストキシンは良質なたんぱく質ですから、菌そのものが体内に入ることはありません。
もちろんボツリヌス菌に感染する恐れもありません。
ボツリヌス療法は、ボツリヌストキシン(ボツリヌス菌毒素製剤)を投与する治療法なのです。
このボツリヌストキシンは筋弛緩剤で、筋肉を収縮させる神経信号をブロックすることにより、
筋肉の収縮を抑える効果があります。
脳性麻痺や脳疾患により収縮のある筋肉に、注射で投与し症状改善へと働きかけます。
具体的には、これまで動かなかった筋肉や、
勝手に動いてしまう筋肉、収縮により激痛を伴う筋肉などに投与し改善を図るのです。
ボツリヌス療法の保険対応となるのは以下になります。
・眼瞼痙攣(がんけんけいれん)
・半側顔面痙攣(はんそくがんめんけいれん)
・痙性斜頸(けいせいしゃけい)
・上肢痙縮(じょうしけいしゅく)
・下肢痙縮(かしけいしゅく)
・小児性麻痺患者における下肢痙縮に伴う尖足(2才以上)
ボツリヌス療法では、これらの障害に対して以下の様な効果が見込めます。
・眼瞼痙攣においては、極端に多くなる瞬きをを抑える
・半側顔面痙攣においては、顔の半分が痙攣する症状を抑える
・痙性斜頸においては、勝手に首が傾いてしまう症状を抑える
・上肢、下肢痙縮および、尖足については筋肉の収縮を抑える
収縮を抑えることによって、痛い部分においては痛みを取り除く効果も見込めます。
ただし、全ての痛みに効果が見込めるわけではありません。
あくまでも筋肉の収縮が痛みの原因になっている場合です。
ボツリヌス療法を分かりやすく解説。脳梗塞・脳卒中による麻痺、小児性麻痺等への効果・費用・書籍など掲載
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